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  • 執筆者の写真百里 木坂

患者さんから学んだ事 part2


この上ないご主人を亡くした悲しみ


それでも懸命に生きる辛さ


人間のストレス度の一番高いランク一位は連れ合いを亡くした時らしい。


いつも居るのが当たり前の存在。


突然、もしくは心の準備ができているとしても居るべき存在がなくなってしまえば耐え難い日々が続く。


『主人と共に過ごした時を宝物にして今少し生きていきます。』


結婚して50年以上、一緒に過ごしてきた奥様の言葉。


悲しいけれど素敵な言葉に感動した。


そんなことを言えることが人生の奇跡だと思う。


現役時代は仕事をバリバリこなし、定年過ぎて会社役員としても働いた。


仕事以外でも卓球のコーチとして若者に指導。


会社役員を退いた後は主夫として、炊事や掃除など家事を一手に請け負う


妻の趣味を応援して、習い事教室に行くときに弁当まで作って持たせてくれたらしい。


まるで信じがたいスーパースペシャルな男性である!


世の中の女性の憧れ!できればそんな男に出会いたかった!


まあ、そんなご主人にしたのも奥様の魅力とお人柄。お二人の人生が織りなした素晴らしい関係だったのだと思う。


現に、今まで一度も別れたいと思ったことが無いそうな。


そんな素敵なご主人を亡くしたら…きっと想像以上の悲しみなんだろうな。


『時はどんどん過ぎるけれど、私の心がついていかない。』


まだまだ悲しみの最中から抜け出せないようです。



《悲しみを癒すために》


まだまだ悲しみの最中ですが、心の中は喪失感と立ち直りの思いそれぞれが天秤に乗ったように揺れ動いていることではないでしょうか?


それは自然の心のプロセスです。


悲しみを止めないで!十分に出し切ってください。


涙や言葉にして表現することが大切です。


時には人を頼るのも良いことです。人の情けや助けを素直に受け取ってください。




そんな気持ちに寄り添えたら…そんな人になりたいと思っています。



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